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前回のハロウィンの記事に続いて、日本ではあまり馴染みのないガイフォークス・ナイト(11月5日)について、またまたMamieに聞いてみました。

ガイフォークスって誰?


16世紀前半、カトリックの厳しい縛りを嫌ったヘンリー8世により、英国はカトリックから英国国教会へと宗教を変えました。それにより、カトリック信者は弾圧され、市民の不満は高まっていきました。その後、1605年11月4日、不満を募らせたカトリック信者たちが当時のジェームス1世を暗殺しカトリック信者の新しい王様にしようと企て、大量の火薬を貴族院地下室に用意し議会開会式当日に爆発させようとしたのです。事前に計画は察知され火薬の見張り役だったガイフォークスは逮捕・処刑されました。

ガイフォークス・ナイト


ガイフォークスの逮捕の翌日5日、ロンドン中でたき火を燃やして平和が祝われたのがガイフォークス・ナイトの始まりです。今では、11月5日前後に大きなたき火を囲んで集まり、かかしの様なガイフォークスの人形をたき火で燃やし、花火を楽しみます。初めて見たときはビックリしましたが、英国の秋の夜空に花火は映えますし、皆さんも機会があれば是非お楽しみください。

ガイフォークスの仮面

1980年代にイラストレーターのデービッド・ロイドがマンガ「Vフォー・ヴェンデッタ」の中で反体制派の「V」が着ける仮面としてデザインしたもので、現在ではハッカー集団アノニマスなど社会的な抗議運動の象徴として世界中で使われています。